栄養たくさん旬の野菜を食べよう!季節ごとの旬の野菜を紹介

子どもに栄養たっぷりの料理を食べさせたい。

子をもつ親なら我が子の健やかな成長を願い、そう考えますよね。

野菜は旬のものが栄養価が高く味もよいと言われます。

しかしスーパーでは多くの野菜が季節に関係なく売られており、どの野菜が「旬」なのか分かりにくくなりました。

そこで今回は

・なぜ旬の野菜がよいのか
・季節ごとの旬野菜と栄養

をまとめてみました。

旬の野菜を料理に取り入れると栄養たっぷり。
また旬の野菜の料理の話題をすることで、子供の食育にもつながりますよ。

 

〜なぜ旬の野菜が良いのか〜

 

◉ 味が濃くて栄養価が高く美味しい ◉

最適な土地や気候などが整った状態で収穫された野菜は、季節はずれの野菜に比べて味が濃く、風味も高いのでそのままでも美味しく食べれます。
また同じ野菜でも、季節によって栄養の含有量が変動することがあります。

夏が旬のトマトの栄養成分β-カロテンは、5月から増え始めて7月に最大となり、11月の約2倍になるそうです。
ほうれん草では、ビタミンCの含有量が旬の12月は9月に比べて約3~4倍に!

 

◉ 鮮度が良くて価格が安い ◉

旬の野菜は、その時期が近づくと大量に収穫できるので価格も安くなります♪

 

◉ 季節を感じられて、旬の効能がある ◉

春野菜には冬に体の中に溜め込んだ脂肪や老廃物をデトックスする効果のあるものがたくさん。
また夏野菜は水分とカリウムを豊富に含んでるものが多く、夏バテ防止に効きます。

このように旬の野菜は、季節ごとの体調変化に応じて体のバランスを整える作用を持っています。

 

〜季節ごとの旬野菜を紹介〜

* 春の野菜 *
キャベツ・アスパラ・セロリ・たけのこ・菜の花・ふき・せり・ウド・玉ねぎなど‥

 

春野菜は独特の苦み・香り・辛味が特徴です。
苦み(フキ、ウドなど)は植物性アルカロイドが含まれて、冬の間に溜まった老廃物を体の外に出す解毒作用や新陳代謝を促進する働きがあります。
香り(せり、セロリなど)はテンペン類が含まれ、リラックス効果や血行促進、抗酸化作用が。
辛味(キャベツ、菜の花など)はイソチオシアネートが含まれて、抗酸化作用や食欲増進効果も期待できます。

 

* 夏の野菜 *
トマト・きゅうり・おくら・ナス・ピーマン・みょうが・レタス・とうもろこしなど‥

夏野菜は濃くハッキリした色の野菜が特徴です。

食欲が落ちる夏は、カラフルなビタミンカラーで食欲を刺激します!
含まれている栄養素は、夏バテや日焼けダメージに最適な水分、カリウム、ビタミンA.Cが豊富。

夏野菜は育て方が比較的に簡単で管理しやすいので家庭菜園でも人気ですね。
私も今年はトマト、ピーマン、ズッキーニを育てています。

 

* 秋の野菜 *
かぼちゃ・さつまいも・にんじん・さといも・ごぼうきのこ類など‥

秋野菜は厳しい暑さを乗り越えて育ったイモ類やキノコ類、冬まで保存できる根菜類などです。
夏の暑さで弱った胃腸を回復し、体を温めてくれる効果があります。
イモ類は食物繊維が豊富で、夏の暴飲暴食や冷たい物の摂りすぎで弱った胃腸を保護、腸内環境を改善。

また、イモ類にはでんぷん質やビタミンCも豊富に含まれているので、冬を乗り切るための健康な体作りや風邪予防に役立ちます。

 

* 冬の野菜 *
大根・白菜・ねぎ・ほうれん草・水菜・ブロッコリー・かぶなど‥

冬野菜には食べた時に甘くて美味しいと感じる野菜が多いですよね。
それは寒さで凍らないよう細胞に糖を蓄積し、糖度が高くなるためです。

ビタミンやカロテンなどの栄養価を多く含むので免疫力を高め、風邪の予防にも効果があるといわれています。
冬野菜は煮物や鍋など体を芯から温める料理がおすすめです。

 

 

スーパーに行けば、季節を問わず食べたい野菜が手に入ります。
しかし、季節感と旬の野菜の美味しさを味わえるのは、四季のある日本ならではの楽しみです。

どんな料理を作るか迷ったときには、旬野菜をとり入れていみてはいかがでしょうか。

栄養たっぷり・おいしい食事で家族の健康にもつながりますよ。

中込中央薬局 キウチ