[word_balloon id=”1″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_color=”#222222″]・オムツが必要になってきたが、どれを選んでいいかかわらない
・パンツ型とテープ型ってどっちが漏れにくいのか[/word_balloon]
大人用おむつを選ぶのって難しいですよね。
自分が使っていないと、どのオムツがいいのか選ぶ基準さえわかりません。
「トイレに行くまでに時間がかかるので少し漏れてしまう。」
「バス旅行の予定があるがトイレが心配。」
「おばちゃんのトイレの失敗が増えて洗濯がたいへん。。」
実際に薬局でもこのようなオムツの相談をよく受けます。
そこで今回は、大人のオムツの選び方について紹介します。
大人用オムツ選びのポイントは、「オムツを使用する本人の自立度」です。
最適なオムツを選ぶと、本人の安心感や介護負担の軽減につながりますよ。
大人用オムツ選びは「マーク」が重要
どのメーカーのオムツにもこのようなマークがついています。
写真はユニチャームの「ライフリー」です。
このマークはオムツを履く人が、どのような状態かの目安を示しています。
・一人で歩ける
・介助があれば歩ける
・介助があれば立てる
・座れる方
・寝て過ごす方
このマークを参考に、オムツを使用される方の自立度に合わせてオムツのタイプを選びましょう。
オムツを履く方がどこまでできるかで、オムツのタイプが分かれます。
基本的には
一人で歩ける方・介助があれば歩ける→「パンツタイプ」
座れる方・寝て過ごす方→「テープタイプ」
です。
どのタイプのオムツかが決まれば、あとは吸収回数とサイズを確認するだけで、最適なオムツを選ぶことができます。
代表的なオムツタイプの種類と特徴
代表的なオムツタイプの種類とその特徴を紹介します。
尿漏れパット
オムツではないですが、咳などでお腹に力が入った時や、オシッコが終わった後に漏れるのが気になるという方には尿もれパットがおすすめです。
尿もれパットは、いつも履いている下着につけます。
オムツではないため、いつものズボンを履いてもゴワゴワと動きにくくなることもありません。
ときどき尿漏れパットの代わりに生理用品で代用する方もみられますが、生理用ナプキンは経血を吸収しやすく作られており、尿はしっかりと吸収されません。
尿漏れには尿漏れパットを使用するようにしましょう。
尿もれパットと生理用ナプキンで尿の吸収を比較してみた動画はこちら↓
・パンツタイプ
パンツタイプは、歩ける方に適したオムツです。
パンツ型ですので、一人でもいつもの下着感覚で履きやすくなっています。
サイズはウエストサイズで選びます。
サイズに迷う時は小さめを選ぶとよいでしょう。
・テープタイプ
テープタイプは、寝て過ごす時間が多い方に適したオムツです。
パンツタイプより吸収体がひろく、またしっかり固定できるため、横になったときの姿勢での漏れを防げます。
しかし固定される分、歩いたり座ったりするときの着け心地はパンツタイプに劣ります。
テープタイプのサイズはウェストサイズでなくヒップサイズです。
テープタイプのオムツを選ぶ時には、ウエストサイズで選ばないように気をつけましょう。
オムツ+パット1枚が基本
オムツ1枚でも「オムツ」の役割は果たしますが、1日に何度も交換となると手間がかかったり、コストも高くつきます。
1日何枚もオムツを使用するようならオムツに尿取りパットを1枚組み合わせるようにしましょう。
尿取りパットを交換するだけですむので、交換の手間も少なくて済みます。
尿の吸収力を高めるために、尿取りパットを2枚入れるケースも見られますがおすすめできません。
尿取りパットを2枚いれることで、尿漏れを防ぐ堤防の役割をするギャザーの高さがなくなり尿漏れの原因になります。
尿取りパットは尿量にあわせてさまざまな吸収量のパットがあるので、昼間は排尿2回分の薄めのパット・夜は排尿6回分の尿取りパットと、パットの吸収量で使い分けるようにしましょう。
また尿取りパットもメーカーにより「パンツ型オムツ用」と「テープ型オムツ用」に分かれている場合があります。
オムツがパンツ型なら尿取りパットもパンツ用を、オムツがテープ型ならパットもテープ用と、オムツにあった尿取りパットを選ぶことが大切です。
オムツ選びに迷ったときは
大人用オムツ選びに迷った時はユニチャームのオムツブランド・ライフリーが提供している「大人用おむつNavi」が便利です。
いくつかの質問に答えると最適なオムツがわかります。
またオムツのタイプがわかるだけでなく、オムツの履き方・履かせ方や尿取りパットのあて方などの動画も充実しています↓
オムツのことでこまったことがあれば「大人用おむつNavi」をのぞいてみましょう。
エリエールのオムツブランド「アテント」でも大人用オムツの選び方・使い方でオムツの選び方を紹介していますよ。
もちろん薬局でもオムツの相談を受けつけていますので、お気軽にご相談ください。
大人用オムツの選び方 まとめ
今回は「大人用オムツの選び方」について紹介しました。
オムツ選びは、ご本人の自立度を基準に選びます。
入院したときにテープ型のオムツを使用していたので、その後もずっと同じものを使用しているというケースもみられます。
ご本人が退院後に回復し、歩けるようになったならパンツ型のオムツに変えたり、一人で外出できるようになれば、尿漏れパットで対応できるかもしれません。
ずっと同じオムツを使うのではなく、オムツを使用する本人の状態に最適なオムツを選ぶことが大切です。
最適なオムツを選ぶことで、ご家族の介護負担の軽減につながりますし、何よりオムツを使用するご本人のその人らしい生活を実現しやすくなりますよ。