こんにちは、美里薬局の今井です。

暑い日が続くと脱水症が心配になりますよね。

脱水対策には、経口補水液「OS-1」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

しかしOS-1は飲み過ぎると塩分の摂りすぎとなり、高血圧の原因になることも。

そこで本記事では、

・OS-1の成分
・OS-1の正しい飲み方(どんなときに、どれくらい飲むのか)
・スポーツドリンクとの比較

を紹介します。

本記事を読むことで、OS-1の効果的な飲み方がわかります。

OS-1を正しく知って、脱水対策に役立てましょう。

OS-1は経口補水液

OS-1は経口補水液です。

経口補水液とは「水分と電解質をすばやく補給できるように塩と糖分を一定の濃度に溶かした飲料」のとこと。

ですのでOS-1は、水分・ナトリウム・カリウムをすばやく吸収できる成分濃度になっています。

OS-1の成分は下記のとおり。

成分(100mlあたり)OS-1
エネルギー10kcal
タンパク質0g
脂質0g
炭水化物2.5g
食塩相当量0.292g
カリウム78mg
マグネシウム2.4mg
リン6.2mg

OS-1にはペットボトルタイプとゼリータイプの2種類があります。

500mlペットボトルタイプと200gゼリータイプはどちらもメーカー希望小売価格190円(税抜)です。

280mlペットボトルタイプは133円(税抜)です。

OS-1を飲み過ぎると塩分過多に

OS-1を飲み過ぎると塩分過多の原因となります。

OS-1 500mlには、味噌汁1杯分に相当する約1.5gの塩分が含まれているからです。

高血圧で塩分制限している方の塩分摂取目標は1日あたり6g。

OS-1を500ml飲むと、1日塩分摂取量の25%も摂取してしまうことになります。

大好きなお味噌汁を我慢しても、OS-1を1本飲むとその我慢が台無しに。

OS-1 500mlに約1.5gの塩分が含まれるため、ふだんの水分補給としてOS-1を飲むと塩分の摂りすぎの原因となります。

塩分のとりすぎかもと心当たりのある方は「塩分摂り過ぎていませんか?減塩のコツ8つ」の記事も参考にしてください。

OS-1の効果的な飲み方

では、どのような場面でOS-1を摂取するとよいのでしょうか。

OS-1は、軽度~中等度の脱水状態に適した飲料です。

OS-1の摂取がすすめられるのは具体的に以下のような場合となります。

・感染性胃腸炎、感冒による下痢や嘔吐、発熱を伴う脱水状態
・過度の発汗による脱水状態

OS-1は経口補水液なので脱水状態時に服用するのが適しています。

またOS-1が推奨する摂取量は次のとおりです。

学童~成人(高齢者を含む)500ml~1000ml╱日
幼児(満1歳から就学前)300ml~600ml╱日
乳児(~1歳まで)体重1kgあたり 30~50ml╱日

大人であれば、1日あたり500mlペットボトル1~2本が目安。

脱水状態のときは一度にペットボトル1本分を飲むのではなく、こまめに摂取するのが理想です。

OS-1とスポーツドリンクの違い

OS-1の飲み過ぎは、塩分の摂り過ぎにつながます。

では、スポーツドリンクはどうなのでしょうか。

スポーツドリンクはOS-1と比較し、「塩分は少なめ・糖分は多め」となっています。

実際にOS-1とスポーツドリンク(ポカリスエット・アクエリアス)の栄養成分表示を比較してみました。

成分(100mlあたり)OS-1ポカリスエットアクエリアス
エネルギー10kcal25kcal19kcal
タンパク質0g0g0g
脂質0g0g0g
炭水化物2.5g6.2g4.7g
食塩相当量0.292g0.12g0.1g
カリウム78mg20mg8mg
マグネシウム2.4mg0.6mg1.2mg

スポーツドリンクの塩分量は100mlあたり約0.1gで、OS-1と比較すると1╱3ほどです。

一方で、スポーツドリンクの糖分はOS-1の2倍ほど入っています。

(炭水化物=糖質+食物繊維ですが、食物繊維はほぼ入っていないため炭水化物≒糖質とします)

スポーツドリンクを飲み過ぎても、OS-1ほど塩分過多にはつながりませんが、糖分が多いため糖尿病・糖尿病予備軍の方は注意が必要。

スポーツドリンクも名前のとおりスポーツをする際に飲むことが好ましい飲料です。

OS-1まとめ

本記事は、「OS-1の飲みすぎ注意・正しい飲み方を知って熱中症対策」について書きました。

OS-1は軽度~中等度の脱水状態の方に適した経口補水液です。

・胃腸炎で下痢・嘔吐している
・多量の汗をかいている

このようなときにOS-1は適しています。

一方でOS-1 500mlには、お味噌汁1杯と同程度の1.5gの塩分が含まれます。

OS-1の飲み過ぎは塩分過多につながることも。

家の中で過ごしているときなどふだんの水分補給には、水やお茶を飲むようにしましょう。

参考:大塚製薬 オーエスワン「よくあるご質問」