薬局のそばにあるネコヤナギが白いふわふわとした花をつけ始めました。
ネコヤナギは春の訪れを知らせる花として古くから親しまれている花です。
まだ寒い日が続いて実感はできませんが、春はすぐそこまできているんですね。
冬の時期は咲いている花が少なくさみしい季節ですが、美里薬局ではピンクのかわいらしい花が満開です。
お花を育てるのが上手な方からいただいたもので、「ピンクパンサー」という花です。
「ピンクパンサー」は流通名で正式な名称は「シレネ・カロリニアナ」で、「シレネ」という300種類もある花の仲間のひとつです。
シレネの仲間でよく見かけるのは「ムシトリナデシコ」。
50~60cmに伸びた茎の先にピンクの小花がたくさん咲き、茎に粘着質の部分があるのが特徴です。名前に「ムシトリ」とついていますが、粘着部分で虫を捕獲することはありません。
以前に苗からいただいて薬局内で育てた「ピンクパンサー」がこちら。
同じ花とは思えませんね・・・
茎ばかり伸びてしまい、花が小さくて花数が少ないのでさみしい感じに…。
生育環境でこんなにも違うものなのか!と、ちょっと哀しくなりました。
どうやらあまり暖かい場所は好まないようで、暖房の効いた店内ではひょろひょろで弱々しく育ってしまったみたいです。
同じ花でも育て方でだいぶ違ったものになってしまうのですね。
来年は今年の失敗を生かして、きれいな花をたくさん咲かせたいです。
春になり花が咲き始めて景色もあかるくにぎやかになってくると、自然と外出したくなってきます。
新型コロナウイルスの流行が収束して、気軽にお花見などに出かけられるようになってほしいですね。
美里薬局 ニシオ