近くに暮らしているご両親。

近ごろ薬の数も増えてきて、しっかり飲めているか心配。朝食後に4種類、夕食後にも3種類の薬があるみたい。1種類ずつ薬の袋から出して飲んでるみたいだけど、飲めているか聞いみても「ちゃんと飲んでるよ!」っていう返事。

何か良い方法ないかしら?と悩んでいる方へ

お薬の「一包化」という方法があります。

お薬を「一包化」すれば薬の管理が楽になり、指示通り服用ができるようになります。

一包化とは

「一包化」とは、何でしょう?

一包化とは、お薬を飲む時間が朝・昼・夕など同じ場合に、それぞれ服用する時間ごとにお薬をまとめて1 包にすることです。

たとえば朝食後に

  • 血圧の薬・2錠
  • 胃薬・1錠
  • コレステロールをさげる薬・1錠

計4錠飲んでいる方の場合を考えます。

朝食後のくすりは4種類

 

この場合、朝食後にそれぞれ1種類ずつ袋から薬をだして服用していたものが、1包化することで4種類の薬がまとまり1包になります。

朝の4種類のくすりが1包にまとまります

 

つまり、4種類あった薬が朝食後と書いてある1包を1つ飲むだけになります。

一包化は、薬剤師が患者さまから服薬状況を確認し、一包化の必要性があると判断した場合、処方医へ確認をして一包化をすることが出来ます。

 

一包化のメリット

1包化によるメリットは、先ほど述べたように以下の点があげられます。

  • 主治医の指示通り薬を飲みやすくなる
  • 薬を管理しているご家族の負担が減る

生活習慣病である高血圧、脂質異常症、糖尿病は毎日継続して薬を服用することが大切です。

薬を毎日服用できていないと、病気のコントロールが難しくなる場合があります。

薬の管理が一人で難しくなってきた場合に「一包化」により飲み忘れや飲み間違いを防ぐことができます。

 

一包化のデメリット

1包化することによるデメリットもあります。

1包化のデメリットは以下の点が考えられます。

  • 何の薬を服用しているか分からなくなる
  • 薬の調整がしづらくなる

 

服用しやすくなる半面、薬が1包にまとまっているため、ご本人が何の薬を服用しているか分かりにくくなります。

また検査や手術の予定が入り血液さらさらの薬を1週間ぬいてくださいと言われた場合、1包になっているとどの薬を抜いていいのか分かりにくくなります。

もし薬を抜くように病院から指示があった場合は、1包化されたお薬を持参してください!
指示された薬を抜いて再度1包化します。

他のデメリットとして1包化すると薬をひとまとめにするために、調剤に時間がかかることと、薬の料金が「一包化加算」分高くなることです。

一包化加算は1か月分の薬でおよそ130円の自己負担(1割負担の場合)になります。

 

まとめ

高齢になってきたご両親がご本人一人で薬の管理をするのが難しくなってきたら、服用しやすくするために「一包化」するという方法があります。

薬の服用で困っているときは、お気軽に薬剤師にご相談ください。