インフルエンザの予防接種【効果はどのくらい?】

インフルエンザの予防接種

こんにちは。美里薬局の今井です。

先日のニュースでは、例年より早くインフルエンザの流行期に入ったと報道されていました。

長野県ではまだ流行期には入っていませんが、インフルエンザの予防対策は大丈夫でしょうか?

今回はインフルエンザの予防策の1つである予防接種についてお話したいと思います。

 

まずインフルエンザの予防としてまず頭に思い浮かぶのが予防接種だと思います。

インフルエンザの予防接種の発病予防率は50%ほどと言われています。

発病予防率が50%とは、予防接種をしていない100人の集団で30人インフルエンザに感染した場合、予防接種をうけた100人の集団は15人が感染するということです。

予防接種を受けていても予防効果が50%なら無駄だと考える方もいらっしゃると思います。

しかし予防接種を受けていれば、体はインフルエンザの感染に対し準備運動ができている状態なので重症化しにくくなります。

この重症化しにくいということが予防接種の大きな効果です。

インフルエンザは感染力が強く、重症化すると肺炎や脳症になり中には亡くなる方もいらっしゃいます。

インフルエンザの予防接種による死亡阻止効果は80%だったという報告もあり、感染しても重症化しないよう予防接種を受けておく事が大切です。

次のような方はインフルエンザにかかると重症化しやすいと言われていますので、インフルエンザの予防接種をすることを検討しましょう。

  • 高齢者
  • 小児
  • 妊婦
  • 呼吸器系の病気がある方

また小さいお子様がいる家庭では、子供がインフルエンザに感染した際に看病するご両親や祖父母に感染る場合もあります。

毎年のように子どもから感染したという方が薬局にこられますので、小さいお子様がいらっしゃる場合は大人の方も予防接種をしておくといいでしょう。

インフルエンザの予防接種は、効果がでてくるまでに2週間ほどかかります。

流行期になる前に予防接種の効果がでるようにインフルエンザの予防接種は早めに済ませましょう!。💉

 

 

参考サイト:厚生労働省「インフルエンザQ&A」

 

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