・健康診断で血圧が高めだったので、家でも測定したい
・すでに高血圧で医院にかかっており、家でも血圧を測るよう指導を受けた
このようにご自分で血圧を測定することは、意外と多いのではないでしょうか。
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しかし、薬局に来られる患者さんからも
「家で測定しているが、値にバラつきがありどれが正しいかわからない。」
という質問をいただきます。
ご家庭で血圧を測るなら、できるだけ正確な数値を知りたいですよね。
正確に血圧を測るためには、測るタイミングや姿勢などいくつかポイントがあります。
今回の記事では、家庭で正しく血圧を測るためのポイントを紹介します。
以下のポイントを意識することで、より正確な血圧を測ることができますよ。
血圧を正しく測るポイント
血圧を正しく測るポイントは4つあります。
①毎日同じタイミングで測る
②リラックスした状態で測る
③腕帯(カフ)を正しく巻く
④正しい姿勢と位置で測る
それぞれのポイントを紹介していきます。
①毎日同じタイミングで測る
朝・夜1日2回測定するのが望ましいです。
朝、起床して排尿後、薬を服用する前、朝食前に測りましょう。
夜は就寝前に測りましょう。入浴後は1時間以上経過してからが良いです。(できれば1度に2回ずつ測定してください)
②リラックスした状態で測る
血圧の数値は測る直前の心身の状態に左右されます。
静かで適度な室温の部屋で、背もたれ付きの椅子に足を組まずに腰をかけます。
1~2分間安静にして、リラックスした状態で測定しましょう。
③腕帯(カフ)を正しく巻く
カフは素肌か薄地の衣服の上にすき間なくぴったりと巻きます。エアチューブを手のひら側にし、腕の中心にくるように調節します。
肘の関節部分にかからないように、肘のうち側のくぼみの1~2cm上に腕帯を巻きます。
④正しい姿勢と位置で測る
測る腕の部分と心臓を同じ高さにしてください。
測定中は動いたり、会話をしないようにしましょう。
ー上腕式血圧計ー
ー手首式血圧計ー
※ 参考画像オムロンホームページ
血圧の数値を記録することが大切
測定した血圧は記録しましょう。
数値がたまに高くても気にし過ぎずに、毎日決まった時間に測り、継続的に記録することが大切です。
血圧は測定するときの状態や時間などによっても変化しますが、継続的に記録をつけることでおおよその傾向がわかります。
測った数値は「血圧手帳」を利用して記録するのが簡単でおすすめです。
血圧手帳は各医薬品メーカーなどから発行されており、薬局など医療機関で無料で配布しています。
血圧手帳には
・数値だけを記録するタイプ
・グラフで記録するタイプ
があります。
ご自身の記入しやすいタイプを選んで記入しましょう。
スマホを使っているのであれば、無料で使用できる血圧手帳アプリも。
アプリであれば、数値を入力するだけでグラフ化ができます。
・血圧ノート-血圧変化をスマホで記録!グラフ化も簡単-(android版)
・血圧ノート-血圧変化をスマホで記録!グラフ化も簡単-(app store)
血圧の数値の目安
収縮期血圧135mmHg未満 拡張期血圧85mmHg未満 が正常な数値とされます。
(※年齢や病状によって目標とする数値は異なります。)
まとめ
血圧の高い状態が続くと、心臓や血管に負担がかかります。
動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞、心不全などの病気になる危険性が高まります。
血圧の測定・記録を継続することは、ご自分の健康を管理する手段のひとつです。
普段から血圧を測っていると身体へ意識が向き、運動をしようかな・塩分を控えたほうが良いかも・・・と、ご自分の健康を考え生活習慣を改める機会にもつながるのではないでしょうか。
血圧を測る時のポイントをおさえて、できるだけ正確な数値で測り、健康管理に役立ていただければと思います。
美里薬局 ニシオ
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