市販でも多くの種類があり、身近な薬でもある目薬。
しかし、
「目薬が落ちてくる瞬間、怖くて目を閉じてしまう。」
「目薬が目の中に入らず、ずれてしまう。」
「目薬を持っている手がふるえて力が入らず、上手くさせない。」
など、目薬をさすのがどうも苦手という方も多いのではないでしょうか。
実は目薬を上手くさせない原因の大半は、点眼方法が間違っているからです。
今回の記事では「基本的な目薬のさし方」を紹介します。
また「げんこつ法」などの点眼方法をいくつか紹介しますので、上手く点眼できずに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
基本的な目薬のさし方
☆まずは手を洗いましょう。(できればせっけんで)
☆人差し指で下まぶたを軽く引き下げます。
☆軽く上を向いて(※真上を向く必要はありません。真上に向くと手に力が入りづらくなります。)目薬を1滴、目に落とします。
点眼容器の先端部分が目やまつ毛に触れると、薬液が汚染されることがあるので、目につかない程度に離して点眼しましょう。
必要以上に離す必要はなく、10cm以上も離したりすると失敗する原因になります。
上を向くのがつらい場合は、寝転がった体勢で、点眼すると楽ですよ。
☆目薬をさした後は、1~5分ほど目を閉じます。このとき目頭のあたりをそっと押さえておくと効果的です。
☆また目からあふれた点眼液は放置せず、ティッシュペーパーなどで拭くようにしましょう。
「基本的な目薬のさしかた」で点眼してもうまくいかない方は、下記の点眼方法も試してみてください。
げんこつ法
利き手で目薬の容器を持つ。
もう片方の手でげんこつをつくり、下まぶたを引き下げる。
げんこつの上に目薬を持った手をのせて点眼します。
ひたい固定法
目薬の容器を持った手をひたいにあてて固定します。
もう片方の手で下まぶたを引き下げて点眼する。
ポーチ法
親指と人差し指で下まぶたをつまんでくぼみ(ポーチ)をつくり、そこに点眼します。
点眼補助具
腕が上がりにくい、力が入らず手元がぶれてしまう、など点眼がスムーズにできないとお困りの方もいるのではないでしょうか。
そんな方には点眼の補助器具もあります。
カワモト らくらく点眼Ⅲ 798円(税込)
処方せん点眼液専用。目薬をセットしたら、目の位置に固定してレバーをにぎると点眼できます。
目薬をさすことが苦手な方は以上の記事を参考に、ご自分に合った方法をみつけてください。
美里薬局 ニシオ